この記事では次のことを学べます!
- グーグルアドセンス(Google AdSense)のクリック率が低い三大原因
- グーグルアドセンス(Google AdSense)のクリック率を上げる方法
- グーグルアドセンス(Google AdSense)のクリック率を上げるリスク
- Googleアドセンス|2種類あるクリック率(CTR)の定義
- Googleアドセンス|ページクリック率(ページCTR)の平均値
- Googleアドセンス|ページクリック率(ページCTR)が低い三大原因
- 【広告の配置】Googleアドセンス|ページクリック率(ページCTR)を上げる方法
- 【広告の種類】Googleアドセンス|ページクリック率(ページCTR)を上げる方法
- 【コンテンツ】Googleアドセンス|ページクリック率(ページCTR)を上げる方法
- Googleアドセンス|ページクリック率(ページCTR)を上げる施策を実行する場合の注意点
- 【サマリー】Googleアドセンスのクリック率(CTR)を上げる12の方法
- ブログで稼ぐために一番大切なことって何だと思いますか?
Googleアドセンス|2種類あるクリック率(CTR)の定義
Googleアドセンスの「クリック率(CTR)」には2種類のものがあります。
クリック率 (CTR) | 表示された広告のうちクリックされた広告の回数の割合。 | 分母:広告表示回数 |
ページクリック率 (ページCTR) | ページビューに対してクリックされた広告の回数の割合。 | 分母:ページビュー |
クリック率(CTR):分母が広告表示回数
クリック率(CTR)とは、表示された広告のうちクリックされた広告の回数の割合です。
クリック率(CTR)をわかりやすく解説
広告が三つ貼ってあるブログにページビューが100集まったとしましょう。
広告は三つ貼ってあるので、広告の表示回数は300です。
広告の数 (3) | × | ページビュー (100) | = | 広告表示回数 (300) |
このブログの広告が1回クリックされたとします。
広告の表示回数に対する広告のクリック数の割合がクリック率(CTR)です。
よって、クリック率(CTR)は0.33%です。
広告のクリック数 (1) | ÷ | 広告表示回数 (300) | = | クリック率 (0.33%) |
クリック率(CTR):Googleアドセンス公式ページでの解説
クリック率(CTR)は、表示された広告のうち、ユーザーが実際にクリックした割合です。
CTR = Clicks / Impressions
引用:Adsenseヘルプ「クリック率(CTR)」
ページクリック率(ページCTR):分母がページビュー
ページクリック率(ページCTR)とは、ページビューに対してクリックされた広告の回数の割合です。
ページクリック率(ページCTR)をわかりやすく解説
ブログにページビューが100集まったとしましょう。
このブログの広告が1回クリックされたとします。
ページビューに対する広告のクリック数の割合がページクリック率(ページCTR)です。
よって、ページクリック率(ページCTR)は1%です。
広告のクリック数 (1) | ÷ | ページビュー (100) | = | ページクリック率 (1%) |
ページクリック率(ページCTR):Googleアドセンス公式ページでの解説
ページのクリック率(CTR)は、広告のクリック数をページビュー数で割った値です。
ページCTR = クリック数 / ページビュー数
たとえば、250回のページビューで、クリックが2回発生した場合、ページCTRは0.8%となります(2/250 = 0.8%)。
引用:Adsenseヘルプ「ページ CTR」
クリック率(CTR)とページクリック率(ページCTR)の違い
クリック率 (CTR) | 表示された広告のうちクリックされた広告の回数の割合。 | 分母:広告表示回数 |
ページクリック率 (ページCTR) | ページビューに対してクリックされた広告の回数の割合。 | 分母:ページビュー |
クリック率 | = | 広告のクリック数 | ÷ | 広告表示回数 |
ページクリック率 | = | 広告のクリック数 | ÷ | ページビュー |
広告の設置数の影響を受けるクリック率(CTR)
ページビューが100、クリック回数が1で条件が同じでも、設置された広告数によってクリック率(CTR)は変わってしまいます。
広告3つ | 広告5つ | |
ページビュー | 100 | 100 |
クリック回数 | 1 | 1 |
広告表示回数 | 300 | 500 |
クリック率 (CTR) | 0.33% | 0.2% |
広告の設置数の影響を受けないページクリック率(ページCTR)
ページビューが100、クリック回数が1で条件が同じあれば、広告の設置が変わっても数値が変動しないのがページクリック率(ページCTR)の特徴です。
広告3つ | 広告5つ | |
ページビュー | 100 | 100 |
クリック回数 | 1 | 1 |
クリック率 (CTR) | 1% | 1% |
改善する対象となるのはページクリック率(ページCTR)
広告の設置数を減らせば、広告の設置数の影響を受けるクリック率を改善することは可能です。
しかし、広告の設置数が減った分だけ収益機会も減少。
結果として収益の改善を達成することはできません。
そこで、収益の改善を行う際は、広告の設置数の影響を受けないページクリック率(ページCTR)の改善作業を行います。
ページクリック率(ページCTR)の調べ方
Googleアドセンスの管理画面にログイン。
真っ先に目の中に飛び込んでくる以下の画像の「ページCTR」欄に表示された数値が本日分ページのクリック率(ページCTR)です。
過去のページクリック率(ページCTR)の調べ方
過去のページクリック率(ページCTR)のデータは、下記する手順でアドセンス管理画面に表示させることができます。
アドセンス管理画面にログインし、左側サイドメニューの「レポート」をクリック。
右端の「ペンの形のアイコン」をクリック。
「統計情報を選択」画面が表示されます。
①「ページCTR」にチェックマーク。
②「適用」をクリック。
「ページCTR」と表示されたら完了。
この画面で「ページCTR」の過去データを調べることができます。
ネット上で使われているGoogleアドセンスのクリック率という言葉は、多くの場合「ページクリック率(ページCTR)」を表しています。
Googleアドセンス|ページクリック率(ページCTR)の平均値
結論から言いますと、
Googleアドセンスのページクリック率(ページCTR)の平均値は不明なのです。
通説:ページクリック率(ページCTR)の平均値
Googleアドセンスのページクリック率(ページCTR)の平均値は不明です。
しかし、0.5%〜1%が平均値と言われています。
平均:0.5% 〜 1% |
最低1%を目指したいページクリック率(ページCTR)
ページクリック率(ページCTR)の平均値は不明ですが、最低でも1%は目指しましょう。
1%に満たない方は、まずは1%を目標にして収益の改善に取り組んでください。
すでに1%をクリアしている方は、さらなる高みを目指してください。
Googleアドセンス|ページクリック率(ページCTR)が低い三大原因
Googleアドセンス|ページクリック率(ページCTR)が低い主な原因は次の三つです。
三大原因 | 詳細 |
広告の配置 | クリックされやすい広告配置になっていない。 |
広告の種類 | クリックされやすい広告が使われていない。 |
コンテンツ | 広告とコンテンツの相性が悪い。 |
Googleアドセンス|ページクリック率(ページCTR)が低い三大原因を解決する方法
次の章では三大原因の解決法。
すなわち、Googleアドセンスのページクリック率(ページCTR)を上げる方法をお伝えします。
気になるところから読み始めてもかまいません。
【広告の配置】Googleアドセンス|ページクリック率(ページCTR)を上げる方法
【1】王道の広告配置にする
Googleアドセンスのページクリック率(ページCTR)が1%に満たない方は、まず手始めに王道の広告配置を試してください。
モバイル画面 | パソコン画面 |
目次上 | 目次上 |
記事中 | 記事中 |
最後の見出しの上 | 最後の見出しの上 |
記事下 | 記事下 |
– | サイドバー上 |
【2】広告の数を増やす
3000字以上の記事であれば、広告を4〜5箇所設置しても問題ありません。
広告の設置数が1ページあたり3箇所という制約があった頃のままの広告数の方は、今すぐ広告を増やしてみましょう。
また広告がクリックされやすいのは記事の上方です。
広告が記事の下方に集中している場合、記事の上方に広告を配置することで収益が改善される場合があります。
【3】視認率を改善する
サイドバーに設置した広告はパソコン画面ではクリックされやすいですが、モバイル画面では最下段に表示されるために視認率が低下。
結果としてクリックされなくなってしまいます。
サイドバーに設置した広告はモバイル画面で非表示にするなり工夫をしてみてください。
【4】誤クリックを避ける配置
記事タイトルの直下はクリック率が高い場所として知られていますが、記事を読み始める前のタイミングでのクリックは誤クリックである可能性を排除できません。
そして誤クリックが増えると広告単価を下げられてしまいます。
Google広告に備わっている「Smart pricing(スマートプライシング)」と呼ばれる機能が、成果につながらないクリックが多いサイトを低く評価するのです。
クリック率とクリック単価はトレードオフの関係にあります。
そのことを認識した広告配置を心がけましょう。
Smart Pricing では、ウェブページでのクリックが具体的な行動につながるビジネス成果(オンラインでの売り上げ、登録、電話での問い合わせ、ニュースレターの購読申し込みなど)につながる可能性が低いと、Google広告データから判断された場合は、そのページでの入札単価が引き下げられます。
引用:Google広告ヘルプ「Smart pricing」
【広告の種類】Googleアドセンス|ページクリック率(ページCTR)を上げる方法
【5】大きな広告サイズに差し替える
広告は大きなサイズほどクリックされやすくなります。
理由はシンプル、目立つからです。
パソコン画面では、可能なかぎり大きなサイズの広告を試してみましょう。
【6】レスポンシブ広告に差し替える
固定サイズのディスプレイ広告はレスポンシブ広告に差し替えましょう。
配信される広告の種類は、レスポンシブ広告の方が多いためクリックの機会を増やすことができます。
アドセンス管理画面で固定サイズの広告を選択すると次のようなメッセージが表示されます。
【7】ネイティブ広告に差し替える
ネイティブ広告とは、広告がコンテンツの中に自然に溶け込むようにデザインされた広告のことです。
ネイティブ広告には「インフィード広告」「記事内広告」「Multiplex広告」の三種類が用意されています。
その中でも「記事内広告」は、記事中に設置することですぐに効果が現れる場合があります。
【8】Multiplex広告(旧:関連コンテンツ)を導入する
関連記事一覧などの中に広告が表示される「Multiplex広告(旧:関連コンテンツ)」の収益改善の効果は絶大です。
「Multiplex広告」は2022年3月1日に「関連コンテンツ」という広告が名称変更されたものです。
以前の、「関連コンテンツ」は所定の条件が整っていないと使うことができませんでした。
(「関連コンテンツ」が使えるようになる所定の条件は明確に規定されていませんでしたが、記事数が100以上、月間ページビューが一万を超えたあたりで使えるようになったとの報告が多数あります。)
しかし、「Multiplex広告」に名称変更されてからは誰でも利用できるようになりましたので、今すぐ使い始めましょう。
Multiplex 広告ユニットは多くの場合、記事の末尾やサイドバーに配置されます。そうすればページまたはサイトにおけるユーザー ジャーニーを効果的に収益化できるためです。
引用:AdSenseヘルプ「Multiplex 広告について」
【コンテンツ】Googleアドセンス|ページクリック率(ページCTR)を上げる方法
【9】コンテンツの内容に広告を合わせる
コンテンツの内容に合わない広告はブロックして表示させないようにしましょう。
やり方は次の通りです。
アドセンス管理画面にログインし、左側サイドメニューの「ブランド保護」をクリック。
- 左側サイドメニューの「ブロックのコントロール」をクリック。
- 次に「一般カテゴリ」をクリック。
すべてのカテゴリのデータ(赤枠で囲った部分)が表示されました。
- 広告インプレッションの割合
- 収益の割合
上記2つのデータを比較します。
そして「収益の割合」が「広告インプレッションの割合」の半分以下のカテゴリを見つけてください。
そのカテゴリの広告はコンテンツと合っていないことが考えられます。
「収益の割合」が「広告インプレッションの割合」の半分以下のカテゴリの広告が表示されないようにブロックします。
広告のブロックは画面右端のスイッチを「許可済み」>「ブロック済み」にするだけです。
【10】広告にコンテンツの内容を合わせる
Googleアドセンスには以下の一覧表のような広告カテゴリが存在します。
これらカテゴリに合わせた特化ブログにすることで、広告にコンテンツを合わせる考え方もあります。
カテゴリ名 | 子カテゴリ の件数 |
健康 | 65 |
趣味、ゲーム、レジャー | 60 |
財務 | 52 |
パソコン、家庭用電化製品 | 27 |
食品、食料雑貨類 | 27 |
家庭、園芸 | 27 |
家族、コミュニティ | 26 |
ビジネス、産業 | 24 |
スポーツ、フィットネス | 24 |
旅行、観光産業 | 23 |
アート、エンターテインメント | 23 |
インターネット、通信事業 | 18 |
アパレル | 18 |
美容、パーソナルケア | 17 |
車両 | 16 |
仕事、教育 | 12 |
ニュース、書籍、出版物 | 11 |
行事、ギフト | 10 |
モバイルアプリ ユーティリティ | 9 |
法律、行政 | 7 |
レストラン、ナイトライフ | 7 |
不動産 | 6 |
【11】クリックされにくいジャンルを避ける
インターネット上で営利活動を行う者を嫌う人々が多く集まるジャンルがあります。
例えば、ゲーム系やガジェット系のジャンルです。
営利活動を行う者を嫌う人々はアドセンス広告をクリックしません。
よってこうしたジャンルは避けて通るのが無難です。
【12】コンテンツの品質を高める
Googleアドセンスのページクリック率(ページCTR)を上げる目的は何ですか?
収益の最大化のはずです。
収益の最大化に最も貢献するのは高品質なコンテンツです。
ページクリック率(ページCTR)を1%改善するよりも、高品質なコンテンツによってアクセスを10倍にする方が収益をはるかに大きくします。
ページクリック率(ページCTR)の改善も大切です。
しかし、本来の目的である収益の最大化であることを忘れず、コンテンツの品質に磨きを書ける努力を続けましょう。
Googleアドセンス|ページクリック率(ページCTR)を上げる施策を実行する場合の注意点
ページクリック率(ページCTR)が下がる場合もある
Googleアドセンスのページクリック率(ページCTR)改善施策に正解はありません。
実行したことによってページクリック率(ページCTR)が下がる場合もあります。
実行後は一週間ほど経過を観察し、もし数値が下がった場合は元の状態に戻してください。
PDCAを繰り返す
ページクリック率(ページCTR)が最大化する完成形は存在しません。
何らかの施策によってページクリック率(ページCTR)に改善が見られても、さらなる改善を目指してPDCAを繰り返してください。
ビジネスの本質とは顧客の課題解決
ビジネスの本質とは顧客の課題解決です。
あなたはブログによって、
- 読者の悩みや課題を解決し、
- 自社の商品を宣伝したいという広告主の課題を解決し、
- 広告ビジネスの拡大を図るGoogle社の収益にも貢献する。
その結果としてあなた自身が稼げることを常に意識しましょう。
【サマリー】Googleアドセンスのクリック率(CTR)を上げる12の方法
広告の配置 | ||
1 | 王道の広告配置にする | ページクリック率が1%未満の場合、まずは王道の広告配置を試してみましょう。 |
2 | 広告の数を増やす | 文字数の多いページは広告数を増やすことで収益の改善をはかれます。 |
3 | 視認率を改善する | スマホではユーザーの目に留まりにくい広告は削除しましょう。 |
4 | 誤クリックを避ける配置 | ページクリック率を上げることに夢中になるあまり、誤クリックが発生することで収益が減少するリスクが生じます。 |
広告の種類 | ||
5 | 大きな広告サイズに差し替える | サイズの大きな広告を使うことはページクリック率を上げる定番中の定番の手法です。 |
6 | レスポンシブ広告に差し替える | レスポンシブ広告の方が配信される広告の量が多いと言われており収益機会を増大させます。 |
7 | ネイティブ広告に差し替える | コンテンツの中に溶け込むように表示されるネイティブ広告がページクリック率を底上げしてくれます。 |
8 | Multiplex広告を導入する | 関連コンテンツのページクリック率を上げる効果は絶大です。 |
コンテンツ | ||
9 | コンテンツの内容に広告を合わせる | コンテンツの内容と相性の悪い広告はブロックしましょう。 |
10 | 広告にコンテンツの内容を合わせる | 雑記ブログは特化ブログにしてコンテンツの内容を広告に合わせてみましょう。 |
11 | クリックされにくいジャンルを避ける | 広告をクリックしないユーザーが集中するジャンルは避けて通りましょう。 |
12 | コンテンツの品質を高める | コンテンツの品質を高めることが問題解決の鍵です。 |
ブログで稼ぐために一番大切なことって何だと思いますか?
ブログのノウハウやテクニックよりも大切なこと
ブログで毎月安定した収益を稼ぐために、ノウハウやテクニックよりも大切なことって何だと思いますか?
結論から言います。
しかし気持ちがあるだけでは稼げません
検索ユーザーが知りたいことを誰よりもわかりやすく記事に書こう!
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しかし・・・
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