この記事では次のことを学べます!
- 稼げるGoogleアドセンス広告配置
- そのアドセンス広告配置が稼げる理由
- ポリシー違反になるアドセンス広告配置
【序章】稼げるGoogleアドセンス広告配置の完成予想図
まずは結論から。
スマホとパソコン、それぞれの表示画面での稼げる配置が一眼でわかるように図で示しました。
はじめに完成予想図をご覧ください。
スマホ専用:稼げるGoogleアドセンス広告配置
スマホ表示で稼げるGoogleアドセンス広告の基本的な配置はご覧の通りです。
パソコン専用:稼げるGoogleアドセンス広告配置
パソコン表示で稼げるGoogleアドセンス広告の基本的な配置はご覧の通りです。
この記事の学び方
この記事は、以下に述べる順序で学習を進めることで稼げるGoogleアドセンス広告配置をあなたのブログに再現することができます。
【第1章】Googleアドセンス広告の種類を配置する前に知っておこう
Googleアドセンスには何種類もの広告が用意されています。
広告を配置する前に、広告の種類とそれぞれの特徴の知識を得て、Googleアドセンス広告の全体像をつかんでください。
【第2章】ユーザーの視線と心理の動きをアドセンス広告配置前に理解しよう
ユーザーの視線と心理の動きを理解しましょう。
稼げるGoogleアドセンス広告配置の理由を理解することで、今後のブログ運用での応用力を身につけることができるようになります。
【第3章】稼げるアドセンス広告配置|5箇所の位置のポイント
稼げるGoogleアドセンス広告配置を具体的にお伝えします。
急ぎの方は、まずはこの章からスタート。
稼げるGoogleアドセンス広告配置を仕上げた後、【第1章】>【第2章】>【第4章】の順に学習を進めるような段取りでもかまいません。
【第4章】アドセンス広告配置のよくある5つのポリシー違反事例
Googleアドセンスの広告配置にはいくつものルールが定められています。
特に「やってはいけない広告配置」の知識は必ず学んでください。
知らなかった!では済まされないのが大人の流儀です。
この記事でご紹介してる広告配置の活用の仕方
Googleアドセンスの最適な広告配置はコンテンツによって異なります。
この記事でご紹介している広告配置が絶対ではありません。
なので、まずはこの記事でご紹介している広告配置を行い、そこからPDCAを繰り返してあなただけの最適なGoogleアドセンスの広告配置を発見してください。
PDCAサイクルとは…
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(測定・評価)
- Action(対策・改善)
このように仮説と検証を繰り返してより効果的な方法を追い求めることです!
【第1章】Googleアドセンス広告の種類を配置する前に知っておこう
Googleアドセンス広告にはいくつもの種類があります。
まずはじめに、それぞれの特徴を把握しましょう。
Googleアドセンス広告は大きく分けて二種類ある
アドセンス管理画面の構成にしたがうと、Googleアドセンスの広告は大きく分けて二種類に分類できます。
自動広告 | ユニット広告 |
サイト単位で設定する | 配置箇所単位で設定する |
広告配置はGoogleが自動的に決める | 広告配置はサイト運営者が自分で決める |
[1]自動広告のメリット&デメリット
自動広告のメリット
一つの広告コードをたった一回一箇所に設置するだけ。
それだけ、どの場所にどの種類の広告を配置するかはすべてGoogleまかせ。
手間のかからない点が自動広告のメリットです。
自動広告のデメリット
残念ながら自動的に決定される広告の配置が必ずしも稼げる配置になるとは限りません。
逆にユーザーの広告への嫌悪感が増すことで、ブログのリピーターを失い中長期の収益を減らすリスクが高いと言う致命的なデメリットが自動広告にはあります。
自動広告の技術は発展途上の段階です。
現状では、ユーザーから嫌われるタイプの広告が表示されることが多いので、当記事では自動広告を推奨しません。
伊藤忠グループのマイボイスコム株式会社が2020年に行った調査において、多くのユーザーがインターネット広告の中でも特に不快に感じるタイプの広告がいくつか挙げられています。Googleアドセンスの自動広告はユーザーが不快に感じるタイプの広告ばかりが揃っているため、私は使わないようにしています。ユーザビリティを真剣に追求しているのはGoogleの検索エンジン部門の従業員だけなのかもしれません。
参考:【インターネット広告に関するアンケート調査】インターネット広告表示時に行ったことは、「広告を閉じた」「広告を間違えてクリックした」が直近1年間に広告表示された人の各4割弱、「広告をクリックした」3割弱
[2]ユニット広告はさらに四種類に分けられる
①ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、スマホやパソコンの表示画面に合わせてサイズが自動的に最適化される万能タイプの広告です。
Googleアドセンスの管理画面の中で推奨されている広告です。
当記事でご紹介するアドセンス広告配置の中でもディスプレイ広告を積極的に使用します。
②インフィード広告
以下のキャプチャ画像のように、トップページの記事一覧などの中に溶け込ませるようにして表示される広告です。
インフィード広告も積極的に取り入れたい広告の一つですが、この記事では記事ページでの広告配置が主題なので詳細は割愛します。
③記事内広告
記事本文の中に溶け込むように表示されることで、広告への違和感を軽減した広告です。
ブログとはとても相性の良い広告なので、当記事でご紹介するアドセンス広告配置の中でもディスプレイ広告と合わせて使用します。
④Multiplex広告(※旧関連コンテンツ)
Multiplex広告は関連記事と合わせて広告を表示させることで、広告収益と合わせて以下のような効果を得るすぐれものです。
ページビュー数 | 9%改善 |
滞在時間 | 10%改善 |
以前「関連コンテンツユニット」という名前の時は、記事数が100以上、ページビューが一定数以上などの条件を満たしたブログだけが表示の承認を受けることができました。
しかし、「Multiplex広告」という名前に変更されてからはアドセンスユーザーなら誰でも使えるようになりました。
レスポンシブ広告とネイティブ広告とは
レスポンシブ広告とネイティブ広告とは、広告の表示のされ方の特徴をあらわす区分で、それぞれの違いは次のとおりです。
レスポンシブ広告 | ネイティブ広告 |
コンテンツの中で目立つように表示 | コンテンツの中に溶け込むように表示 |
[1]レスポンシブ広告の特徴
レスポンシブ広告とは、スマホやタブレット、パソコンなどブログが表示されるデバイスの画面サイズに応じて広告サイズが自動的に最適化される広告のことです。
[2]ネイティブ広告の特徴
ネイティブ広告も、レスポンシブ広告と同様にブログが表示されるデバイスの画面サイズに応じて広告サイズが自動的に最適化されます。
それに加えてネイティブ広告は、コンテンツの一部に溶け込むような表示になることで、広告への違和感が払拭された広告です。
Googleアドセンス広告の全体像
上に述べたGoogleアドセンス広告の体型の全体像を一覧表示にすると次のとおりです。
広告配置の自動/手動区分 | 広告フォーマットの種類 (表示のされ方の区分) |
自動広告 | 詳細はこの記事では割愛 |
広告ユニット | ディスプレイ広告 (レスポンシブ広告) |
インフィード広告 (ネイティブ広告) | |
記事内広告 (ネイティブ広告) | |
Multiplex広告 (ネイティブ広告) |
【第2章】ユーザーの視線と心理の動きをアドセンス広告配置前に理解しよう
ユーザーの80%はブログをスマホで読んでいる
ニールセンデジタル株式会社が2019年に行った調査によれば、サイトへのアクセスの約80%はスマホやタブレットからによるもの。
パソコンからのサイトへのアクセスはわずか20%です。
スマホでブログを読むユーザーの視線と心理の動き
スマホでブログを読んでいるユーザーの、一般的な視線と心理の動きは以下のとおりです。
ユーザーの視線:グーデンベルグ・ダイアグラム
サイドバーが表示されず表示幅も狭いスマホの場合、ざっくりとした視線の動きは上から斜め右下に一直線を描きます。
この視線の動きは「グーデンベルグ・ダイアグラム」と呼ばれています。
ユーザーの心理:記事の末尾への到達率は5%
ブログの記事を最後まで読む人はわずか5%程度しかいません。
途中で読むのをやめてしまう人が圧倒的多数なわけです。
そのため、最上部と最下部ではアドセンス報酬額には以下の図のように大きな差がついてしまうので、最上部への広告の配置は欠かせません。
広告表示回数 | クリック回数 (クリック率:1%) | 報酬 (クリック単価:30円) | |
最上部 | 10,000回 | 100回 | 3,000円 |
最下部 | 500回 | 5回 | 150円 |
パソコンでブログを読むユーザーの視線と心理の動き
パソコンでブログを読んでいるユーザーの、代表的な視線と心理の動きには二通りあります。
ユーザーの視線①:Z型
Z型は、文字通り視線がZの字を描きながら進んでゆくためZ型と呼ばれています。
ユーザーの視線②:F型
コンテンツの配置によって視線がFの字を描きながら進んでゆく場合もあります。
ユーザーの心理:Z型とF型に共通する視線の折り返し地点
ユーザーは視線の終点または折り返し地点にあるものに注目する傾向があります。
この心理を利用して、Z型とF型に共通する折り返し地点に縦長の広告を配置したのが以下の図です。
【第3章】稼げるアドセンス広告配置|5箇所の位置のポイント
いよいよ、具体的なアドセンス広告配置をご紹介します。
[完成図]稼げるアドセンス広告配置
スマホとパソコン、最低でも配置したい場所、そしてそれぞれの場所に配置する広告の種類は以下の図のとおりです。
[1]目次の上(スマホ・パソコン共通)
目次の上の広告がクリックされる理由
目次の上、すなわちリード文は余計な前置きは書かずに、ユーザーが知りたいことや文章の結論を簡潔に書いてください。
リード文でユーザーを満足させることができれば、それ以上記事を読む必要がなくなったユーザーは次にとる行動を考え始めます。
そのタイミングで表示された広告はクリック率が高くなるのです。
目次の上に配置する広告の種類と設定
広告の種類 | 記事内広告 |
設定 | デフォルト(初期値)のまま |
[2]記事中(スマホ・パソコン共通)
記事中の広告がクリックされる理由
記事本文を読み始めた大半のユーザーは記事の途中でそれ以上読み続けるのをやめてしまいます。
記事を読むのをやめたそのタイミングで、ユーザーにとって興味ある広告が配置されていれば、ユーザーはその広告をクリックせずにはいられなくなります。
記事中に配置する広告の種類と設定
広告の種類 | ディスプレイ広告 |
広告タイプ | スクエア |
広告サイズ | レスポンシブ |
[3]最後の見出しの上(スマホ・パソコン共通)
最後の見出しの上の広告がクリックされる理由
「まとめ」と表記され本文によく書かれている「いかがでしたか?」で始まる最後の見出しの下をほとんどのユーザーは読んでいません。
理由は簡単「いかがでしたか?」以下は退屈だからです。(笑)
「まとめ」の上で読み終えたユーザーは、次の行動を考え始めています。
そのタイミングで広告というブログからの出口をユーザーに提供するのが、最後の見出しの上に広告を配置する狙いです。
最後の見出しの上に配置する広告の種類と設定
広告の種類 | 記事内広告 |
設定 | デフォルト(初期値)のまま |
[4]記事下(スマホ・パソコン共通)
記事下の広告がクリックされる理由
記事を読み終えたユーザーが次にとる行動は以下の3つしかありません。
②ネットサーフィンを再開
③気になる広告をクリック
そのため、記事下の広告のクリック率は高くなる傾向にあるのです。
記事下に配置する広告の種類と設定
記事下にはディスプレイ広告を設置します。
なお、関連コンテンツユニットを使える状態にある人は、記事下の広告は関連コンテンツユニットがおすすめです。
広告の種類 | ディスプレイ広告 | 関連コンテンツユニット |
広告タイプ | スクエア | – |
広告サイズ | レスポンシブ | – |
[5]サイドバー上部(パソコン限定)
サイドバー上部の広告がクリックされる理由
パソコンからのインターネットアクセスが主流の頃は、この位置が広告配置の一等地でした。
ユーザーの視線の動きが最初に止まる場所だからです。
サイドバー上部に配置する広告の種類と設定
広告の種類 | ディスプレイ広告 |
広告タイプ | 縦長 |
広告サイズ | レスポンシブ |
注意)スマホでは表示されない設定にしてください。 |
[サマリー]稼げるアドセンス広告配置|5箇所の位置のポイント
広告の配置場所 | 配置する広告 | 設定 |
目次の上 | 記事内広告 | デフォルトのまま |
記事中 | ディスプレイ広告 | スクエア/レスポンシブ |
最後の見出しの上 | 記事内広告 | デフォルトのまま |
記事下 | ディスプレイ広告 | スクエア/レスポンシブ |
関連コンテンツユニット | ||
サイドバー上部(PCのみ) | ディスプレイ広告 | 縦長/レスポンシブ |
【第3章】アドセンス広告配置のよくある5つのポリシー違反事例
Googleアドセンス広告には配置に関してのやってはいけないルールがあります。
このルールに違反すると最悪の場合、アドセンスアカウントの剥奪ということも。
そんな悲劇に見舞われないためにも、よくあるルール違反(以下、ポリシー違反で統一)の事例をご紹介します。
[1]「広告」「スポンサーリンク」の表記忘れ
広告の上には「広告」「スポンサーリンク」と表記しましょう。
コンテンツと広告の区別がつくようにすることが表記の目的です。
[2]「クリックしてください」「お気に入りリンク」などの表記
広告の周囲に「クリックしてください」など広告へ誘導する表記をすることは禁じられています。
[3]ファーストビューが広告によって占められる
スマホやパソコンで最初に表示される記事の冒頭が広告で占められてしまう状態はポリシー違反です。
自分のパソコンでは問題なくても画面の小さなパソコンではファーストビューが広告で占められる場合もあります。
ご注意ください。
[4]画像と広告を並べて配置する
広告の上下または左右に画像を配置して、広告に視線を誘導するような配置は禁じられています。
意図的に並べたわけでなくても、ポリシー違反としてペナルティの対象になります。
安全のためにも広告の近くには画像を設置しないようにしましょう。
[5]広告の数が多すぎる
コンテンツに対して広告が多すぎる状態はポリシー違反です。
特に注意したいのが記事中の広告配置。
広告と広告の間は最低でも500〜600字の文章が入るようにしてください。
1記事の中に広告を何枚まで貼れるのか?
以前は広告を貼る枚数の制限がありましたが、その制限はすでに撤廃されています。
その代わりとして以下の2つの条件を満たすことが求められています。
「広告が配信するページのコンテンツよりも多くならないこと」 |
「記事コンテンツが価値ある情報を提供していること」 |
この条件を満たしていないとポリシー違反として広告の配信が止められたり、アカウントが凍結されたりする場合があります。
解釈が難しい条件ですが、常に心がけるようにしてください。
アドセンス広告配置に関するGoogle公式ページリンク集
以下のGoogle公式動画をご覧になれば、Googleアドセンスのポリシー(規約)の概要を把握することができるようになります。
アドセンスポリシー違反で注意したいこと
他の人のブログを見ていて、明らかなアドセンスポリシー違反の広告配置を見ることがあります。
そんな時に、次のように考えるのは禁物です。
この考え方は、たとえるならば次のようなものです。
この交差点で信号無視をしても違反キップを切られることはない。
だから、信号無視をしてもまったく問題ない。
【最終章】収益アップのためにアドセンス広告配置より大事なこと
収益アップのためにアドセンス広告配置より大事なこと。
それはページビュー(アクセス数)を増やすことです。
最終章では、ページビューを増やすことが何故大事なのかをお伝えします。
Googleアドセンス広告で稼ぐ公式
Googleアドセンスからの収益は、ページビューとクリック率とクリック単価の掛け算によって決まります。
まずはこの公式を頭に叩き込んでください。
収益アップの決め手はページビュー
ページビューが10,000のブログがあったとします。
クリック率、クリック単価、ページビュー、それぞれを改善した場合、収益にどのような影響があるのかをご覧ください。
【10,000PVのブログ】クリック率を改善した場合
平均値水準のクリック率「1%」を神レベルと言われる「2%」に改善。
その結果は、
クリック率 | クリック回数 | クリック単価 | 報酬額 |
改善前:1% | 100回 | 20円 | 2,000円 |
改善後:2% | 200回 | 20円 | 4,000円 |
報酬アップ | 2,000円 |
【10,000PVのブログ】クリック単価を改善した場合
クリック単価は基本的に改善出来ません。
しかし、頑張って20円を30円に改善できたとします。
その結果は、
クリック単価 | クリック率 | クリック回数 | 報酬額 |
改善前:20円 | 1% | 100回 | 2,000円 |
改善後:30円 | 1% | 100回 | 3,000円 |
報酬アップ | 1,000円 |
【10,000PVのブログ】ページビューを改善した場合
クリック率はどれほど頑張っても2倍への改善が限界。
クリック単価も限界は2倍弱。
ところがページビューなら十倍以上に改善することも十分に可能です。
ページビューを十倍の100,000に改善できたとします。
その結果は、
ページビュー | クリック回数 | クリック単価 | 報酬額 |
10,000PV | 100回 | 20円 | 2,000円 |
100,000PV | 1,000回 | 20円 | 20,000円 |
報酬アップ | 18,000円 |
アドセンス広告配置とページビュー:改善の優先順位
クリック率、クリック単価、そしてページビュー。
収益アップしたいのなら3つの指標のうち最優先はページビュー。
その理由は数字を比べれば一目瞭然です。
改善した項目 | 収益アップ額 |
クリック率 | 2,000円 |
クリック単価 | 1,000円 |
ページビュー | 18,000円 |
アドセンス広告に関する記事へのリンク集
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結論から言います。
しかし気持ちがあるだけでは稼げません
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あなたはそんな熱い気持ちを持っていると思います。
しかし・・・
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