この記事では次のことを学べます!
- 波多野が体験した手動ペナルティの解除までの記録
- 波多野がGoogleの社員から受けたアドバイス
- トレンドアフィリエイト/トレンドブログがペナルティ対象になりやすい理由
トレンドアフィリエイト/トレンドブログという理由だけで手動ペナルティのリスクがあることも知っておいてください。
※こちらの記事は、グーグルアドセンスで手動ペナルティを受けた経験のある波多野さんに、実体験を語って頂いております。
トレンドアフィリエイト/トレンドブログの手動ペナルティ解除までの全記録
しかし不幸中の幸いだったのは、その頃すでに私にはグーグルアドセンスの担当者がついていたことです。
私はグーグルアドセンスの担当者にアドバイスを求め、アドバイスにしたがい諸施策を実行したところ、手動ペナルティを5日で解除してもらうことができました。
以下に記すのはその時の全記録です。
【1日目】手動ペナルティの通知メールが送られてくる
手動ペナルティの通知メール
忘れもしない2014年9月の午後4時ごろ。
「[ウェブマスター ツール] メッセージの概要」というタイトルの1通のメールが私のもとに届きました。
以下がその時に受け取ったメールのキャプチャ画像です。
- あなたのブログに手動ペナルティを果たし圏外に飛ばした
- 理由は「実質のないコンテンツ(低品質なコンテンツ)」だ
- コンテンツを修正して再審査リクエストを提出せよ
- ガイドラインに違反していなことが確認されたら解除する
手動ペナルティを受けた時のブログの記事数と内容
手動ペナルティを課せられた私のブログは2013年5月にトレンドブログとしてスタート。
しかし、終始ネタを追い続ける運営スタイルに限界を感じた私は、2013年10月から資産型のブログへと移行。
手動ペナルティの通知が届いた2014年9月の段階では、すでにトレンドブログは完全にやめており、この時の記事の合計数は1,323記事。
その内訳は以下のようになっていました。
記事の種類 | 記事数 |
トレンド記事 | 576 |
資産記事 | 747 |
合計 | 1.323 |
画像の無断使用などは皆無。
この頃には記事中に画像を一切使わずにブログ運営していました。
また、手動ペナルティの通知が届くまでの半年間の平均月間ページビューは約1000万。
【2日目】再審査リクエストをグーグルに送信する
グーグル社員からのアドバイス
手動ペナルティの通知が届いたとき、私にはグーグルアドセンスの担当者がついていました。
そこで早速、手動ペナルティの通知が届いた事実を電話で報告。
- マット・カッツ氏の「低品質コンテンツ」に関する動画を視聴する
- その動画で語られている「低品質コンテンツ」の意義を理解する
- ブログの中の「低品質コンテンツ」に該当する記事を特定する
- 特定した「低品質コンテンツ」をすべてブログから削除する
- ここまでやったことと再発防止策をレポートにまとめて再審査リクエストを送信する
グーグルの社員から視聴するように言われたマット・カッツ氏の「低品質コンテンツ」に関する動画は以下のものです。
価値のない質の低いコンテンツとは
マット・カッツ氏の「低品質コンテンツ」に関する動画は繰り返し視聴しました。
そして、私のブログの問題点がどこにあるのか、以下に引用する箇所からヒントを得ました。
独自のコンテンツがなければユーザーにとって価値はありません。ウィキペディアの記事を引用してもそれ以外の部分が他のサイトと全く同じなら価値が付加されたとは言えません。自分のサイトに価値があるかどうかわからなければ友だちに聞いてみましょう。「同じキーワードで検索して見つかる他のサイトと君のサイトとの違いはわからないね」と言われるかもしれません。(中略)
価値のない質の低いコンテンツについてどう対処すべきでしょうか。まずはオリジナルでないコンテンツや価値のないコンテンツを削除しましょう。何か付加価値を加えることを考えるのも手ですね。(中略)
独自のコンテンツを追加できないか。「独自」と言いましたが他の人の記事に手を加えてもそれは「独自」ではありません。あなたの経験についてや商品を使った感想を自分で書くのです。レビューを自分で書いたりユーザーに投稿してもらったりして商品について情報交換するとか動画を作るのもよいかもしれません。(中略)
つまりは、オリジナルのコンテンツ、独自の調査や洞察が欲しいのです。サイトを魅力的にするコンテンツ、ユーザーが気に入ってブックマークしたり友だちに教えたりまたアクセスしたくなるコンテンツが必要です。価値のない質の低いコンテンツに関するメッセージが表示されたらこう自問自答してください。
「どのコンテンツを削除すべきだろうか」
「もっと独自の視点はないだろうか」
「もっと付加価値を高めてアクセスしたユーザーに喜んでもらえないだろうか」「Thin content with little or no added value」より引用
低品質コンテンツに該当する記事を特定するマット・カッツ氏の「低品質コンテンツ」に関する動画を繰り返し視聴。
私はグーグルが求めている「高品質コンテンツ」とは、独自の調査や洞察が加えられているオリジナルのコンテンツであると理解しました。
1,323本の記事を分類
記事の種類 | 記事数 | 削除 | |
トレンド記事 | 576 | 削除 | |
資産記事 | アクセスがない記事 | 421 | 削除 |
アクセスがある記事 | 326 | ||
合計 | 1,323 | 997本を削除 |
そして、トレンド記事576本。アクセスがないため価値がないと判断した記事421本。
合計997本を削除。
アクセスがある資産記事326本だけを残すことに決定。
低品質コンテンツに該当する記事を特定する上に述べた作業は、1日ですべてを完了させました。
そして、以下の内容のレポートをまとめました。
再審査リクエストで送ったレポートの内容
- 削除した低品質コンテンツの数
- 低品質コンテンツと判断した理由
- 再発防止策と反省文
これらをまとめて再審査リクエストを送信。
このときに送ったレポートの詳細は以下の通りです。
Google御中
この度はガイドラインに觝触してしまい申し訳ありませんでした。 当サイトが「実質のないコンテンツ」というご指摘を頂き、改めてMatt Cutts氏の動画を繰り返し視聴。当サイトが価値を付加出来ている要素は独自の洞察にあると考えました。そこで、当サイトのコンテンツを、
A:洞察が主体となるコンテンツ
B:洞察の質が低い、洞察の量が少ない、または無いコンテンツ
の2グループにわけ、グループBに該当した576コンテンツを削除。一方、グループAのうち、情報が古く陳腐化し誰からも求められていない421コンテンツを削除。 メッセージを頂いた時点で掲載されていた1323コンテンツのうち、997コンテンツを当サイトから削除致しました。
洞察を中心とした価値の付加が出来ており、且つ鮮度の高いコンテンツのみを残し、ここからサイトの再出発を図りたいと思います。
お陰さまで当サイトは数多くのユーザー様から支持を頂いておりますので、ユーザー様の期待を裏切らぬよう、貴社のガイドライン遵守を徹底し、心を改めてサイト運営を続けてゆく所存でございます。 ここに再審査リクエストをさせて頂きます。よろしくお願い申し上げます。
【6日目】手動ペナルティが解除される
手動ペナルティ取り消しの通知メール
手動ペナルティの通知メールが届けられたその日のうち、上に述べた施策のすべてを行い、審査リクエストを送信。
祈るような気持ちで過ごした五日間を経て、「[ウェブマスター ツール] 再審査リクエスト: 手動によるスパム対策を取り消しました」というタイトルのメールが届きました。
以下がそのときに送られてきた手動ペナルティを解除することを通知するメールのキャプチャ画像です。
手動ペナルティ解除後のブログはどうなったか
手動ペナルティという汚点がついてしまった私のブログは、手動ペナルティ解除後、ただちにアクセス数が回復。
手動ペナルティの通知が来た月も、その翌月以降も、月間ページビュー1000万を維持。
トレンドアフィリエイト/トレンドブログがペナルティ対象になりやすい理由
【誤解されている理由】記事の品質が低いから手動ペナルティの対象になる
これは、当時のトレンドブログが2021年現在とは比べものにならないくらい品質が低かったからだと主張する人がいます。
残念ながらこの主張は単なる憶測に過ぎません。
何故なら、上のように主張する人のほとんどはその当時の状況を体験していないからです。(笑)
2013年から2015年当時、トレンドブログはトレンドブログという理由だけで手動ペナルティの対象になっていました。
【本当の理由】トレンドブログはトレンドブログという理由だけで手動ペナルティの対象になる
2013年から2015年にかけて集中して行われた手動ペナルティ。
トレンドブログへの手動ペナルティは無差別に行われました。
記事の質、サイトの質が高かろうが低かろうが、そんなことはお構いなしです。
つぶすポイントはただ一つ。
「トレンドブログに見える」ただそれだけです。
【手動ペナルティ減少の理由】トレンドブログの品質が高くなったことが理由ではない
そればかりか、トレンドブログは悪質化しています。
では、どうしてトレンドブログへの手動ペナルティは減少傾向にあるのでしょうか。
理由は簡単です。
2016年に美容、健康、マネーなどのYMYLジャンルの粛清が始まったからです。
【受難再来の理由】トレンドアフィリエイト/トレンドブログは再び受難の時代を迎えるのか
Googleは世論に背中を押される形で監視の目を厳しくしました。
美容、健康、マネーなどのYMYLジャンルで低品質なコンテンツを検索結果に表示させている責任を、Googleは社会から追求されたのです。
2019年後半より、トレンドブログに対しても社会をあげてのバッシングの動きが始まっています。
YMYLジャンルへの粛清の嵐が吹き荒れた直前とそっくりなことが進行しています。
トレンドブログが社会問題として連日のようにニュースでとりあげられる事態になったら、Googleは再び重い腰を上げるに違いありません。
コラム:美容健康系のアフィリエイターたちが一瞬で絶滅した暗黒時代
美容健康系ジャンルで活躍していた有力なアフィリエイターが一瞬にして絶滅した事実をあなたはご存じですか?ある時期、グーグルは美容健康系ジャンルの検索結果の表示ルール大幅に変えました。その結果、アフィリエイターのブログが検索結果から消えてしまったのです。私の周囲にも一瞬で収入を失った美容健康アフィリエイターが数多くいます。月収500万円が一夜にして月収5万円になった者。月収1000万円がゼロになってしまった者。ブログの突然死の例は枚挙にいとまがないほどです。
手動ペナルティだけではない!トレンドアフィリエイトの新たな脅威
手動ペナルティは、検索エンジン上でのトレンドアフィリエイトにとっての脅威です。
さて、トレンドアフィリエイトにはGoogleアドセンス上でも新たな脅威が発生しています。
広告主企業にとっての価値を評価するアルゴリズム「スマートプライシング」
記事の品質を評価するアルゴリズムは検索エンジンだけでなくアドセンス広告にも組み込まれました。
それがスマートプライシングです。
検索エンジンのアルゴリズムは記事の品質しか評価していません。
しかしアドセンス広告に組み込まれたアルゴリズムは、広告主企業にとって価値ある記事かどうかを評価すると言われています。
広告主企業にとって価値のある記事とは
エルメスやルイヴィトンは低俗な週刊誌には決して広告を載せません。
何故なら自社の広告を低俗な週刊誌に載せてしまうと、ラグジュアリーブラントとしてのブランド価値が損なわれるからです。
ラグジュアリーブランドに限らず多くの企業は自社のブランド価値を守りたいのは自明のことです。
残念ながらトレンドブログの多くは記事の品質がどれほど高くても、扱っている内容そのものは低俗な週刊誌レベルです。
低俗な週刊誌に広告を掲載するようなことを、多くの広告主企業は望みません。
低俗なトレンドブログに自社の広告が配信されていることを広告主企業が知ったら
広告主企業の意向に反して、自社の広告が芸能人の不倫ネタや凶悪犯罪のデマ情報で溢れかえっているブログに載っていることに気がついたら。
その瞬間、広告主はGoogleを離れてゆくでしょう。
広告主のGoogle離れが進めばGoogleは収益を失います。
経営が成り立たなくなります。
トレンドアフィリエイト/トレンドブログの手動ペナルティリスクを回避するたった一つの道
手動ペナルティから復活したトレンドブログのその後
しかし、2つのうちの1つのブログは手動ペナルティを解除してもらうことに成功。
そのブログはその後も3年以上圧倒的なアクセスとアドセンス報酬を稼ぎ続けた後、他社に譲渡しました。
手動ペナルティから復活したトレンドブログが飛躍できた理由
「トレンドブログに見える」というただそれだけの理由で手動ペナルティをくらい圏外に飛ばされたブログ。
死んだに等しいそのブログが息を吹き返し、3年以上も月間1000万ページビューをたたき出し続けたのは何故なのか。
その理由、そのブログがトレンドブログから資産型のブログに生まれ変わったからです。
- 資産型のブログのためのキーワードはライバルだらけ
- 資産型のブログのためのキーワードを見つけるノウハウがない
3分で見つけた資産キーワードはライバル不在
上の画像は、そのノウハウを使って3分ほどで見つけた資産キーワードです。
3分で見つけたこのキーワードには次のような2つの特徴があります。
- 最低でもあと10年は検索される
- ライバル不在(検索結果の上位3位は個人ブログ、4位はアメブロ)
資産キーワードを見つけるノウハウの再現性
この資産キーワードを見つけるノウハウは、誰でも実践可能です。
資産キーワードを見つけるヒント
資産キーワードを簡単に見つけるノウハウは秘伝です。
門下生にしか教えていません。
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今回は特別に波多野さんが講師をしてくださっています。
そして、動画教材の中には資産キーワードを見つけるヒントがちりばめられていますよ。
この機会に、是非手に入れてくださいね。